普段仕事のことはもう一つのATELIERというブログに書いているのですが、たまにはこちらでも触れておこうかと。
軽くですけどね。
具体的に何を書こうかというと、タイトルにもある通り働く理由についてです。
僕は時間や環境に縛られず結構自由に働いている方だと思いますが、それだけにこのテーマについては普段から考えることが多いです。
ちょっとしたコラムのようなものなので、深く考えずサッと読み流してやってください。
仕事の選び方
多種多様な職業があるこの世の中ですが、僕は仕事には二つの選び方があると思います。
一つは「好きな仕事」か「好きではない仕事」か。
もう一つは「できる仕事」か「できない仕事」か、です。
どちらも仕事を選ぶ上で大切な要素であることには違いありませんが、恐らく多くの人は「好きな仕事」に就きたがることでしょう。
極端な例えですが、スポーツが好きな人はアスリートに、音楽が好きな人はミュージシャンに、お金が欲しい人は高収入な職業に、という具合です。
しかし現実ではそういった仕事は非常に競争率が高く、実現するのは困難。
だから幼い頃は誰もがそのような夢を抱きつつも、徐々に「好き」から「できる」に基準をシフトしながら進路を選ぶようになります。
多様化する労働形態
人気な職業は競争率が高いということは揺らぎません。
ただ現在の日本において、一般的なワークスタイルが増加、そして多様化しつつあるのは火を見るより明らかです。
例えば、先日のトヨタの声明からもわかる通り、終身雇用という悪しき風習はいよいよ消滅。
AI導入に伴って単純作業はどんどんロボットに取られ、まずは人件費が高い中高年の労働者から次第に淘汰されていくでしょう。
ただそれは便利になるということの裏返しであり、フリーランスや個人事業主にとってはありがたい時代。
僕がそうだからこんなことを言っているということはありませんが、世の中が便利になればなるほど個人でできるパフォーマンスの幅は大きくなっていく。
つまり先ほど言った「できる仕事」の領域が拡大していくということです。
好きなことを仕事にできる時代
「できる仕事」の領域が拡大される。
そうなると必然的に、その領域の中に「好きな仕事」が含まれる可能性も高まっていきます。
他の人もよく言っていますが、現代らしい職業の典型的な例はやはりYouTuber。
もちろん彼らには彼らの苦労があると思いますし、有象無象の中から突出した人気を獲得するのは並大抵の努力では足りませんが、彼らが文字通り「好きなことで生きている」のは間違いないでしょう。
少なくとも他の職業に就いている人よりは。
しかしYouTubeに動画を投稿してお金になるなんて10年前は誰も予想していませんでしたよね。
仮に10年前の人に「スライムの動画を撮ったらお金になるよ」なんて言ったところで誰も信じてくれないでしょう。
ところが今ではすっかり世間に認知されていますし、実際YouTubeほど誰でも始められて、誰でも稼げるチャンスがあるプラットフォームはそうそうありません。
ブロガーなんかも似たような類ですよね。
例えばゲームが好きな人にとってゲーム実況者とか絶対楽しいじゃないですか。
当然ゲームのテクニック以外にも様々なスキルが必要になりますが、ゲームをしてお金を稼げるなんて最高。
しかもそのゲームを購入するお金だって経費で落とせるわけですし。
あとは料理とか、音楽とか、ファッションとか。
どれも根底には「自分の好き」があると思いますが、ネットを駆使して自分のメディアを持てばそれを武器にして働くことができるということです。
好きを武器に、そして商品に
ゲーム、料理、音楽、ファッション、スポーツ、アウトドア、カメラ、車、DIY、アニメ、マンガ、アート…。
誰もが自分は他より優れている、秀でているという趣味や特技を一つは持っていると思いますが、ネットという媒体があればそれら全てが自分の武器になります。
そしてそれを商品にできれば、もう好きなことを仕事にしていることになりますよね。
このブログだってそうです。
現時点ではまだまだ人気ブログと言えるレベルではないので小遣い稼ぎにもなりませんが、それでもこのブログを皆さんが見てくれることで広告収入やアフィリエイト報酬がちょくちょく入ってきます。
もともとそういうつもりでブログを始めたわけではないので、こういった生々しいことは言いたくないのですが(笑)
しかし実際このような記事を書くことで月収何十万円、何百万円と稼いでいるブロガーだっています。
例えば僕は堀口英剛さんの「monograph」というブログが大好きでよく読ませていただいていますが、自分が好きなことを本当に楽しそうに記事を書かれていると思います。
にも関わらずあのブログだけで月数十万円以上の収入はあるはず…。
根本的な話になりますが、生涯のうち仕事に費やす時間は途方もありません。
しかし「仕事=嫌いなこと・我慢しなければいけないこと」という常識はもはや覆りつつあります。
もちろん好きなことを仕事にしたところで楽なわけではないですし、辛い思いをすることなんていくらでもあると思いますが、冒頭でも言った通り、本来誰もが「好きな仕事」に就きたいはず。
そして現代ではそれを実現するのが決して難しくない環境が当たり前になりつつあります。