スーツ・靴・時計など、身につけているものはその人の“格”を表すと言っても過言でもありません。
少し生々しいですが、それが一種のものさしであることは間違いないでしょう。
僕も一人の男である以上はいつか一流ブランドで全身ビシッと決めたいなんて願いがあるのですが、残念ながら僕はそんな金持ちではありません。
いつか良い服を着て、素敵な女性と高級レストランを訪れてみたいものです。
もちろん単純に値段が高ければいいというわけでもありませんが、そんな僕でも「これはこだわっている」と自信を持って言えるものがステーショナリー。
つまりは文房具です。
僕のこだわりのステーショナリー

僕が本当に気に入っていて常に携帯しているステーショナリーがボールペン・ペンケース、そしてノートの三点セット。
もともと僕の仕事はパソコン一台あれば事足りますし、これらを持つ前は日常でペンなんて使っていなかったのですが、今では非常に高い頻度で使用しています。
具体的にどのような用途で使用するのかというと、それは記事の下書き。
本来パソコンに直接入力すればいいものをわざわざ一度ノートに下書きするなんて非効率この上ないことですが、今ではもう欠かすことができない手順。
理由は非常にシンプルで、とりあえず文章のクオリティが上がります。
これは間違いないと思いますが、とはいえ手間がかかることに変わりはありません。
僕はアフィリエイターなので複数のブログ・サイトを運営しているのですが、ノートに下書きをするのは当サイトと、もう一つビジネスについての記事を書いている「ATELIER」の二つのみ。
効率面を考えるとさすがに全てのサイトにおいて下書きをするわけにもいかないのですが、この二つのブログは特に力を入れて記事を執筆しているので、下書きをする工程が非常に重要ということです。
PAKERのボールペン

僕も今年度から社会人。
学生の頃は何でもないペンを使っていたのですが、社会人になったからには良い文房具を持つべきだと以前から思っていました。
仕事柄ペンを使うことが滅多にないとはいえ、たまに人前で使う時に安っぽいものだとちょっと格好がつかないですしね。
しかし有名ブランドのボールペンってまあまあな値段しますよね。
簡易的なノック式ならともかく、僕が欲しかった回転式のものだと安くても5,000円以上はするでしょう。
もちろん良い物が高いのは当然ですし、とはいっても決して手が出せないほどの金額でもないのですが、それくらいになると結構色んな物が買えますよね。
他に欲しいものなんていくらでもある、加えてどうしても今必要ということでもなかったので、なかなか優先順位の上位にはきませんでした。
しかし今年の8月、僕の誕生日と社会人になった祝いを兼ねて、父が何かプレゼントをくれると言ってきてくれました。
これは良い機会だと思い、迷わずボールペンを要望。
そうして贈ってきてくれたのがこのPARKERのボールペンです。



PARKER特有の矢のデザインのクリップ、黒とシルバーのシックなカラー、細めのフォルム。
僕の好みドンピシャのデザインでめちゃくちゃ気に入っています。

ただひとつ残念だったのが、名入れされた文字のスペルミス(笑)
僕の名前と誕生日を入れてくれていたのですが、「Yushi」のスペルが「Yuushi」になっていました。
実息の名前のスペルを間違えるなんてなんとも父らしいミスですが、まあ逆に良い思い出です。
それにしても王道ブランドのPARKERなだけあって、ペン自体はとても素敵なものでした。
今まさにこのペンを使ってこの記事の下書きを書いていますが、書き心地も申し分なく、自然と筆も進みます。
COTOのペンケース

ボールペンがあればそれを収納するペンケースが必要になりますが、せっかくならとそれも新調することに。
合わせて購入したのがCOTOというブランドのロールペンケースです。
近所の百貨店やオンラインショップで気に入るものを散々探し回っていたのですが、正直これは一目惚れでした。
ペンケースで9,000円はちょっと高いと思ったのですが、結局はそのもの自体のクオリティを優先してしまいますね。
定番の黒と少し回ったのですが、やはり渋いこげ茶色が良いかな、と。
他の革製品でもあまり見ない色合いですし、高級感と遊び心を両立させたようなデザインが気に入りました。



そしてもう一つ惹かれた点が何と言っても質感。
このペンケースが牛革ではなく馬革を使用しているということもあるのかもしれませんが、一般的な革製より遥かに柔らかく、革の質感が現れています。
これからのエイジングが楽しみでなりません。
ちなみにロールペンケース全般に言えることですが、使い勝手はめちゃくちゃ悪いです(笑)
開閉時にはいちいち紐を解いたり結んだりしなくてはなりませんし、収納面においても決して優れません。
それにも関わらずなぜこのペンケースを選んだのかというと、まだ僕がバーに勤めていた頃、さりげなくロールペンケースを取り出した上司がめちゃくちゃかっこ良かったからです。
いや、それはもう本当にかっこ良かったです。
それ以来、今度買うペンケースはロールペンケースにしようと決めていました。
それに僕くらいの年代でこんな渋いペンケースを持っている人なんてそうそういませんし、逆にこの手間をかける瞬間こそ、使っていて良かったと実感します。
というより好きな物に触れている時間が長くなることがシンプルに嬉しいですね。
トラベラーズノート

最後はトラベラーズノート。
これはもう既に知っている、あるいは自分も使っているという人も多いのではないでしょうか。
名前の通り、「手に取って旅に出たくなるノート」がコンセプトの商品。
僕も他の人のブログを見てこのノートを知ったのですが、リフィルやカスタマイズなどの関連グッズも充実していて、機能面に優れているというところが魅力ですね。




またこのブルーは2018年3月に発売されたばかりの新色なのですが、青色好きの僕にはこれ以上ないと言えるデザイン。
革の高級感だけでなくちょうど良いポップさがり、これもこれからのエイジングが楽しみです。
ちなみに僕は記事の下書き用として使用しているので中身は罫線が入ったもの。
無駄な装飾が一切なくシンプルなデザインというところも気に入っています。
仕事を楽しむ

人によっては「たかが文房具にお金をかけるなんて馬鹿げている」なんて言われそうですが、買って良かったということは間違いありません。
どれも人に見せびらかしたくなるようなお気に入りばかりです。
それにこれらを購入してからというもの、確実に仕事が楽しくなりました。
おしゃれな食器で食事をするとより美味しく感じられるように、好きな物を使っていると自然とモチベーションが上がるものですね。
それに商売道具にお金をかけるのは至極当然のこと。
ミュージシャンにとっての楽器、写真家にとってのカメラ、料理人にとっての包丁…。
自分の仕事においてなくてはならないツールを安く低品質なもので済ますようなプロは恐らくいないと思いますが、僕にとってのステーショナリーもそれに当たります。
冒頭でも言った通り、記事を一度ノートに下書きするなんて一見かなり効率が悪いように思えますが、僕は文章を書く時の精神状態は非常に重要だと思っています。
同じタイトルで記事を執筆するとしてもその時の気分でかなり内容が変わってきますし、自分でも嫌々書いた時の文章はどことなく味気なく感じます。
なのでこのブログの記事の下書きをする時は、普段作業しているレンタルオフィスではなく、どこかカフェかバーで、と決めています。
ただの個人的なこだわりですが、自分の好きな環境でないといまいち筆が走りませんし、その方が明らかに良質な文章を書くことができる、と確信しているからです。