最近iPodやウォークマンを使っている人っているんですかね?
僕も「絶対スマホで音楽は聴かない」という変な意地を張りながら3年くらい前まではウォークマンを使っていましたが、スマホの音楽機能が日々進化するに伴い、いつの間にか使わなくなってしまいました。
仕事中はいちいちスマホを開かなくてもいいという理由でパソコンで音楽を聴いているのですが、どちらにせよメインで使っているのが「Spotify」。
他にも音楽アプリはたくさんありますし、「Music FM」のように無料で使えるものもありますが、僕がSpotifyを使っているのには確固たる理由があります。
「音楽を聴くためにわざわざお金を払うなんてもったいない」と思う人もいるかもしれませんが、なぜ月額料金を支払ってまでSpotifyを選ぶのか、今回はその理由を話していきます。
日本ではそこまでメジャーではない「Spotify」

この記事を執筆するにあたり一応日本人の音楽アプリ使用事情を調べてみたところ、あるアンケート結果では(4,000人中)人気上位は以下のようになっているそうです。
- 1位:Prime Music(318人)
- 2位:Apple Music(276人)
- 3位:LINE MUSIC(198人)
- 4位:Spotify(174人)
- 5位:Amazon Music Unlimited(150人)
- 6位:Google Play Music(140人)
- 7位:AWA(122人)
- 8位:dヒッツ(89人)
- 9位:レコチョクBest(83人)
- その他(220人)
引用:https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1116924.html
このアンケートを見てまず意外に思ったことはPrime Musicが1位だということです。
Amazon Primeのサービスの一環であるこの機能ですが、僕の周りには使っている人が一人もいません。
なのになぜこれが1位なのかというと、恐らくこのアンケートは単純に会員数をそのままカウントしているからなのだと思います。
つまりここではAmazon Prime会員数=Prime Musicユーザー数として数えているということ。
そうなると僕もその一人だということになりますが、実際は全く使いません。
もし本当に音楽アプリとして使用されているのであればごめんなさい。
しかし他の上位サービスはどれも知名度が高いですね。
どれもランクインしているのに納得ですが、肝心のSpotifyは4位。
Prime Music以外の有料サービスはどれも月額900円台で、Spotifyも980円です。
世界規模で見ればもう少し上位になると思いますが、日本ではまだ大人気というほど浸透してはいないのでしょう。
ちなみにその他のサービスが220人とかなり多いですが、恐らくそのほとんどはMusic FMユーザーなのではないでしょうか。
とりあえずPrime Musicを外し、その他の人数=Music FMユーザー数だと考えると、実質はApple Musicに次いで2位ということになります。
周囲の使用状況を鑑みてもこんなもんだと思います。
あと今回のランキングには入っていませんが、YouTube Premium Musicも近いうちにかなり上位に入ってくると思います。
最近のYouTube Premiumの普及に伴い、どんどんユーザーが増えてくるでしょう。
僕も先日登録しましたが、予想以上にストレスなく使えるようになったので、また後日レビュー記事を執筆しようと思います。
基本性能は申し分ない

ここからは本題のSpotifyについて僕の思うことを述べていきますが、まず基本性能は申し分ありません。
メジャーな音楽アプリは全てそうだと思いますが、音質・ラインナップ・機能面などは何の不便もなく使用できます。
日頃使っていても快適そのものです。
それにしても2018年現在では当たり前のことになっていますが、少し前までは考えられなかったですよね。
特にガラケー時代の音楽機能は決して褒められたものではなかったですし、だからこそみんなiPodやウォークマンなどの音楽デバイスを別で持っていたのだと思います。
特にBluetooth機能が登場しだしてからはだんだんみんなスマホで音楽を聴くようになっていったのではないでしょうか。
少し前まではBeatsのヘッドホンがめちゃくちゃ流行っていて、僕も以前まで使用していましたが、iPhoneとの互換性は確かに高かった。
僕がだんだんウォークマンを使わなくなっていったのもその時期だったと思います。
リコメンド機能は新しい発見をもたらしてくれる

僕がSpotifyを使う最大の理由、それはリコメンド機能に他なりません。
「Daily Mix」という機能があるのですが、自分が普段聴く音楽に基づき、似たジャンルの音楽を日替わりでプレイリストにしてくれるという機能です。
その中には既に聴いたことがある曲も交じっているのですが、知らない曲との割合は大体半分ずつくらい。
気が向いた時に聴く程度なので毎日ではないのですが、新しい発見を非常に高い頻度でもたらしてくれます。
それにこのDaily Mix、Spotifyを使えば使うほど充実していくようで、使い始めた当初はたった1つのプレイリストだったのが、今では4つにまで増えました。
それぞれジャンルが異なり、僕の場合は
- 邦ロック
- 洋バラード
- 邦ポップス
- 邦ソウル
みたいに構成されています。大まかにですが。
ちなみに現在Spotifyを使い始めてから1年弱くらいで、ほぼ毎日使っています。
最大いくつにまで増えるのかはわかりませんが、ジャンル別に日々新しい曲を紹介してくれるのは本当にありがたいです。
既存プレイリストのセンスが良すぎる

またDaily Mixとは別に、Spotifyでは既存のプレイリストも無数に存在します。
一人のアーティストの人気曲を集めたものや、ジャンル別・シチュエーション別といった具合に新しいプレイリストが常に生み出され続けています。
Daily Mix同様、これもまた知らない名曲との出会いをもたらしてくれるのですが、どこの誰が選んでいるのか、とにかくセンスが良すぎる。
僕は結構マイナーなアーティストまで聴く方だと思いますが、例え世に知れ渡っていなくとも、隠れた名曲なんていくらでもあるものですね。
Spotifyを使い始めて以来、「こんな素敵なアーティストがいたのか」と何度感動させられたことか…。
普段は既知のお気に入り曲ばかり聴いていますが、新しい音楽の探求は常に行っていくべきですね。
ちなみに僕が特に良いと思ったプレイリストは「Soul Music Japan」と「Acoustic Morning Tokyo」の二つ。
ジャンルは全く異なる二つですが、例えマイナーでも名曲が多い。
ここから僕自身のプレイリストに追加した曲もたくさんあるので、Spotifyを使っている人は一度聴いてみてください。
マイナーアーティストをたくさん知れる
上記した通り、Spotifyの一番の魅力はまだ見ぬ名曲をたくさん教えてくれることです。
特にマイナー曲・アーティストに関してですね。
古い名曲であればネットで調べればいくらでも出てきます。
もちろんそれでも一生をかけても聴ききれないくらいの名曲がありますが、Spotifyでは最新、あるいはあまり世に知られていない音楽も教えてくれます。
正直なところ、僕は現代の邦ロックは大嫌いです。
誤解がないように言っておくと、各々のアーティストが自分たちのスタイルを生み出し、それにファンがつくことには何も文句ありません。
好きな音楽を弾けばいいですし、好きな音楽を聴けばいいです。
ただギター・ベース・ドラムさえ使っていればWikipediaには「日本の〜人組ロックバンド」なんて記載されていますが、そんなペラッペラのバンドとかつてのレジェンドたちを同じジャンルでくくるな、と。
完っ璧に偏見です。すみません。
対していわゆる“ザ・ロックンロール”は今の日本ではウケない、だからメディアにも出ない、結果として知る機会がない。
ロック好きにとっては由々しき事態です。
以前まで僕が新しい曲と出会う経緯はYouTubeか友人に教えてもらうということがほとんどでしたが、Spotifyを使い始めてからは一気にその機会が増えました。
もちろん他の音楽アプリにもリコメンド機能の類はあると思いますが、他の人の話を聞いていてもSpotifyが一番優れているのではないかと思います。
タダで音楽を聴くのは間違っている
ところで何度か名前を挙げたMusic FMを始め、実際今の世の中にはタダで音楽を聴く方法がいくらでもあります。
しかしこれはあまりよろしくないのではないか、と。
曲を製作してくれるアーティストやその関係者にはそれ相応の対価を支払うべきだと思うからです。
もちろんYouTubeなどで公式が公開しているものは除きますが。
2014年、かのTaylor Swiftは「音楽は無料であるべきではない」と言い、Spotifyから自身の曲を全て撤退させました。
現在は色々あってまた彼女の曲を聴けるようになっていますが、僕は彼女の言葉に強く賛同します。
僕は別にプロのミュージシャンでもなんでもありません。
ただそれでも楽器を趣味とする者として、彼女が数々の名曲を生み出すにあたって途方もない苦労と時間を費やしてきたことは容易に想像できます。
それを踏まえれば、正直月額980円でも安すぎるくらいです。
一昔前、まだCDが主流だった頃はシングル一枚に1,500円、アルバム一枚に3,000円なんて当たり前でしたが、本来プロのアーティストが世に送り出す曲にはそれくらいの価値があるということですからね。
それにも関わらず、Music FMを始め、私たちは違法な方法で無料で音楽を聴くことができます。
そこまで音楽を重く認識している人は少ないと思いますが、支払った金額が彼らに還元され、それでまた新しい曲を作り出してくれるのであれば月980円が高いなんて微塵も思いません。
ちなみにSpotifyも一応無料で使えますが、多くの機能が制限されてしまうので正直使い物になりません。
それでは今回はこの辺りで。