僕がiPhone XSを買わなかった理由

2018年9月21日に発売された「iPhone XS」と「iPhone XS Max」。

今年も数多くのブロガーがレビュー記事を書いていましたが、迷った末、結局僕は買いませんでした。

発売から1ヶ月ほど経過しその賑わいは一旦落ち着きましたが、今度は「iPhone XR」の発売が近いということもあり、まだ購入を迷っている人も多いと思います。

本当に自分に必要かどうか決めあぐねている人もいると思うので、今回はなぜ僕がiPhone XSを買わなかったのか、その理由を述べていこうと思います。




正直とても迷いました

冒頭でも言った通り、結局僕はiPhone XSを買わなかったわけですが、実際はかなり悩みました…。

僕が現在使用しているのはiPhone Xの64GB。

今のところ特に不満はないのですが、新しいもの好きの僕にとって新型iPhoneはやはり魅力的です。

発売日の9月21日もそうですが、iPhone XSも含め、Appleの新製品の情報が公開されたWWDCは多くのガジェット好きが注目したと思いますし、僕もその一人でした。

それ以前から信頼性の高いリーク情報はたくさんありましたが、それでも夜遅くまで起きていて、iPhone XSの正式発表を今か今かと待ち構えていました。

そして一通りのスペックを把握したものの購入に踏み切る決め手がなく、そのまま予約開始日を迎えます。

その時点ではとりあえずdocomoのオンラインショップで予約したのですが、やはりいらないと判断し、結局予約はキャンセル。

発売後はいくつものレビュー記事・動画を見てみましたがやはり考えは覆らず、今年は見送ることに。

そこで発売から約1ヶ月経った今、僕がiPhone XSの購入を悩んだ理由、そして結局購入しなかった理由をまとめていきます。

買おうか悩んだ理由

まずはiPhone XSの購入を悩んだ理由から。

ここは多くの人に共感してもらえると思います。

最新のものを持っていたい

まず最初に、これはシンプルな願望なのですが、僕は新しいもの好きな性格なので所持品はできる限り最新のものを持っていたい。

当然iPhoneもそこに含まれます。

だからと言ってわざわざ見せびらかすようなことはしませんが、新しいiPhoneを買ったばかりの頃はちょっとした優越感に浸れますよね(笑)

僕も去年iPhone Xを購入した時は「X」というネーミング、そしてフルスクリーン画面という革新的な進化があったということもあり、周囲の人が結構良いリアクションをしてくれました。

少し大げさかもしれませんが、やはり最新iPhoneを持っているということは一種のステータスだと言えるでしょう。

カメラ性能の向上は魅力的

今回iPhone XSで最も進化したと言えるのがカメラ機能です。

デュアルカメラという点はiPhone Xと変わりませんが、「ポートレート機能」と「スマートHDR機能」の向上は正直かなり魅力的です。

今更ですが、iPhone XSのポートレート機能で変わった点は後からボケ具合を調節できるようになったという点。

撮影後に写真を加工することはよくありますが、そこでボケもいじれるというのは便利ですし、何より楽しいですね。

そして個人的により魅力的に感じたのはスマートHDR機能です。

レビュー動画などを見ても、明るすぎる場所での白飛び、暗すぎる場所での黒つぶれを起きにくくしてくれるというところはiPhone Xとは大きな違いがあると感じました。

僕はフルサイズミラーレスであるSONYの「α7III」を持っているのですが毎日持ち歩いているわけでもないですし、iPhoneでサッと写真を撮りたいシーンも多々あります。

またバーなんかでガッツリと一眼カメラを構えるわけにもいかないので、そのような時に優秀なカメラ機能を搭載したスマホがあると非常にありがたかったりします。

最近は数万円くらいの安価なカメラよりiPhoneの方がよっぽどハイクオリティな写真が撮れるというようなことはよく聞きますが、あながち間違いではないと思います。




毎日使うものだから

ほぼ全ての人に言えることだと思いますが、スマホというものは基本的に毎日触りますよね。

僕が中学1年の時に初めて携帯電話を購入してからちょうど10年が経ちますが、その間1日中全く触らなかった日は恐らくないと思います。

特にスマートフォンが普及してからは明らかに使用頻度が高まりました。

電話やメール、LINEなどの連絡手段としてはもちろん、便利なアプリも数多く登場し、仕事や娯楽においても非常に重要な存在となっています。

もちろん旧型でも問題なく使用できます。

むしろ現在使っているiPhone Xも、世間一般的に見ればまだまだ高性能なスペックを誇っている部類でしょう。

しかし毎日使うということは生活にそれだけ大きな影響を与えているということであり、それ相応にお金をかける価値があるというもの。

結局買わなかった僕が言うのもなんですが、他にも多くの人が言うように、「高いから」という理由でその商品の購入を踏みとどまるのはあまりおすすめしませんし、僕もしたくありません。

案外高くない

それと最後に買うのを悩んだ理由として挙げられるのは、実は新型iPhoneは案外安く買えるから。

もちろんiPhoneの製品自体は間違いなく高いです。

一番容量が低い64GBだとしても、iPhone XSは税抜きで112,800円、iPhone XS Maxは124,800円もしますが、それを安いなどというつもりはありません。

ではどういうことなのかというと、正確には「それまで使っていたiPhoneを上手く売ればかなりお得に買える」ということです。

docomo・SoftBank・auの3大キャリアでも下取りキャンペーンを行なっていますし、他の買取業者ならもう少し高値で買い取ってくれるでしょう。

  • 画面割れやキズがない良品の状態を維持しておく
  • SIMロックを解除しておく
  • イヤホンや箱などの付属品を保管しておく

主にこれらの条件を満たしていれば、1年前の機種であれば元々の定価の6〜7割くらいの価格で買い取ってもらえると思います。

なので例えばiPhone Xを7万円で売れば実質5万円程でiPhone XSを買えるので、金銭面のハードルはグッと下がります。




買うのをやめた理由

それではiPhone XSを買うのをやめた理由を挙げていきます。

どちらかというとこちらの方を参考にしていただきたいです。

スペックがあまり変わらない

まず始めに挙げられる理由は、iPhone Xとスペックがあまり変わらないからです。

もちろんチップが変更されて処理速度が速くなった、バッテリーがより長持ちするようになったなどという細かい進化はありますが、正直そこまで大きな変化ではないかと…。

それに僕はiPhoneでそこまで重い動作をすることがなく、一番影響を受けるところでもせいぜいYouTubeで動画を視聴すること。

それ以上のことは全てパソコンでこなします。

なので現状iPhoneで行う作業についてはiPhone Xでも十分な働きをしてくれるので、ここは購入基準を満たすほどの理由にはなりません。

防水機能の向上やデュアルSIMも僕にとってはそこまで魅力的なことではないかなと思います。

一眼カメラを持っているから

先ほども言ったように、確かに僕はiPhoneで写真を撮ることは少なくありません。

なのでiPhone自体のカメラ性能が上がることは非常にありがたいです。

ただやはり大事な写真はα7IIIで撮影していますし、今のiPhone Xのカメラ性能でも決して悪いわけではありません。

もちろんより良い写真が撮れるようになることに越したことはありませんし、ここは本当に購入を迷わせた理由なのですが、それ一つで買い換える価値があるのかといえばそうではありませんでした。

外見・重量もほとんど変わらない

またiPhone Xに比べてiPhone XSは見た目がより洗練されたり、重量が劇的に軽くなったということもありません。

ただ新色としてゴールドが追加されたので、その新鮮さが魅力に思う人もいるでしょう。

それにiPhone XS Maxも同時に発売されたので、大画面を求める人のニーズにも応えることになりました。

しかし僕は現在シルバーのiPhone Xを使っていますが、仮にiPhone XSに買い換えるとしてもまたシルバー、あるいはスペースグレイにすると思います。

サイズ的にもMaxほど大きい必要はありませんし、なんならiPhone Xですら若干大き過ぎると感じているくらいです。

来年こそは…

以上が僕がiPhone XSを買おうか悩んだ理由、そして買わなかった理由です。

マイナーアップデートということは発表前からわかっていましたが、やはり今回は買い換えるほどではないかな、と思いました。

なのでその分次に期待したいですが、心配なのは来年のiPhoneがどうなるかということです。

去年Appleは従来の流れを捨て、「X」という新しいネーミングのiPhoneを世に送り出しました。

今年はそのマイナーアップデート版である「XS」を発売したわけですが、iPhoneは既に衰退期に入っているという意見を持つ人も少なくありません。

これまで毎年僕たちをワクワクさせてくれていたAppleがこれからも進化し続けていくのか…。

それとも猛追を見せる他企業の製品に捕まってしまうのか…。

スペックはもちろんですが、「X」に次ぐ製品にどのようなネーミングがつくのかということにも注目したいですね。