僕が普段聴いている音楽はもっぱらロックですが、普通にポップスも聴いたりします。
大学時代はアコースティックサークルに所属していましたし。
なのでSpotifyでおすすめを聴いていてもギターポップスがよく流れてくるのですが、この「竹内アンナ」というシンガーソングライターの曲を聴いた時は本当に雷が落ちました。
まだまだ知名度は低いと思いますが、僕が聴いたことがある女性シンガーソングライターの中で彼女ほど才能を感じさせる人はいません。
LA生まれの天才
ロサンゼルス生まれ、京都在住だという竹内アンナさん。
2019年6月で21歳なのでまだまだ若いですね。
現在国内で最も流行っているシンガーソングライターは恐らくあいみょんさんだと思いますが、率直に言ってレベルが違います。
個人的な意見です。
別にあいみょんさんが嫌いなわけではありません、全く。
リリースしている曲数がまだ少ないので知名度が低いのも仕方ないかもしれませんが、普通にプロモーションされていけば間違いなく人気アーティストになるでしょう。
具体的にどのような特徴があるのかはおすすめの曲と一緒に紹介していきます。
ALRIGHT
僕がSpotifyで一番最初に聴いた竹内アンナさんの曲はこの「ALRIGHT」でした。
イントロを聴いた時点で「おっ」と思いましたが、歌い出しで確信を持ちました、これは良い曲だと。
アコースティックギターをベースにした曲調ですが、エレキギターやドラムはかなり現代的な音色。
弾き語りというにはあまりに滑らかな曲調で、ポップスというジャンルに一緒くたにはできません。
弾き語りの動画もあったのでそちらも。
透明感のある歌声が魅力ですが、ギターもめちゃくちゃ上手いんですよね。
かなり幼い頃からギターに触っていたのかなと思いきや、始めたのは中一の時なんだそうです。
Ordinary days
よりきらびやかなギターとわかりやすさが特徴の「Ordinary days」。
こちらの方が弾き語り感は強いです。
彼女がいつロサンゼルスから日本に来たのかはわかりませんが、ストレートな英詞が非常にセンスが高いと感じました。
現代的、しかしこの単純明白なところが弾き語りの良さだなと思わせる魅力があります。
あとは個人的に「ordinary」の発音が好み。
綺麗に、そして丁寧に、一つ一つの単語に感情が込められているのが伝わります。
No Scrubs
「ギターが上手いのはわかりますが、あなたスラップもできるんですね」という驚きをくれた「No Scrubs」。
スローペースな音楽に乾いたギターのパーカッシブさがまた個性的な魅力を感じます。
ギターでスラップをするアーティストといえば大石昌良さんやMIYAVIさんを思い浮かべますが、彼らもこういう取り入れ方はしていないのではないでしょうか?
たまに何でもかんでもすぐ「エモいエモい」と言うミーハーがいますが、僕なりの「エモい」はこういう曲。
Free! Free! Free!
曲名通り、既存のスタンダードからはかけ離れた開放感を感じられる「Free! Free! Free!」という曲。
今年リリースされた比較的新しい曲ですが、これまでの彼女の曲にもなかった境地ではないでしょうか。
アップテンポでキャッチーな雰囲気ですが、あなたスラップだけじゃなくてラップもできるんですね。何でもできるんですね。
もう才能しか感じられません。
何度でも言いますが、まだ21歳なのにこの引き出しの多さはトップアーティストにも十分匹敵すると思います。
20-TWENTY-
6月29日に発売される新アルバム「at THREE」から先行配信されている「20-TWENTY-」。
YouTubeには上がっていなかったのでSpotifyから一部を引用しています。
より重低音をブーストした、これも今までにない新しい構成をしていますが、民族音楽のような情熱的な印象も受けます。
ラテン系に近いでしょうか?
その辺りは全く詳しくないのですが、20代の女性をテーマにしているという通り、少し大人びた雰囲気があります。
しかし彼女らしい透明感は健在で、純粋さとセクシーさを両立させたようなダンスナンバー。
同じアルバムの他の曲にも期待が高まります。
おすすめのアルバム

最後に竹内アンナさんのおすすめのアルバムを紹介したいと思いますが、今のところはメジャーデビューした「at ONE」がいいと思います。
アルバムというよりはEPですね。
最近は上で紹介した「Free! Free! Free!」や「20-TWENTY-」のようにより広いジャンルの曲を制作しているようですが、一番彼女らしい魅力が感じられるのはこの「at ONE」ではないかと。
ちなみに今回紹介した中だと他の3曲は全てここに収録されていますが、あとは「TEL me」という曲の全4曲構成なのでサクッと聴けると思います。
といってもあとはセカンドEPの「at TWO」、そして今度発売される「at THEE」だけなので、興味が湧いた方は全て聴いてみてください。
「この人は売れる!」と思わせるようなハイセンスな曲ばかりです。